石が均衡を保ち落ち着くとき、内なる静寂が静かに浮かび上がり、内なる世界と外の世界の間で穏やかに響き合います。
「物語と響き合う(Resonate With Stories)」という理念は、Ampersand の根幹に息づいています。私たちは、人と人、場所、時間、そしてモノとの間に生まれる静かな共鳴の中にこそ、言葉を超えた真の意味が宿ると信じています。
私たちは毎年、その年の想いを込めた一つの品を通じて、こうした思索を分かち合う時間を大切にしています。

2026 年を迎え、Ampersand が目指す方向性がより明確になりました。私たちがマルチブランドのエコシステムを構築する上で大切にしてきたのは、スピードや模倣ではなく、深み、複雑さ、そして永続性を重視した選択です。
台南から墾丁、そして京都へ。U.I.J、VUDAS、OAR、KAGI は、それぞれの土地が持つ独自の鼓動から生まれました。私たちの役割は、それらを一つの形に統合することではありません。共有された流動的な潮流の中で、それぞれの物語が存分に花開くよう見守ることなのです。
私たちが「tumi-isi」にたどり着いたのは、こうした考え方からでした。一見すると、ただの積み木のように見えるかもしれません。しかし、私たちが大切にしたのはその哲学です。それは、同じものを作るのではなく、共に作り上げるという理解です。川底の石のように、一つひとつの形は異なりますが、調整し関わり合うことで安定が生まれるのです。
Tumi-isi は、この自然の摂理を手に取れる形へと落とし込んだものです。そこでは、違いこそがバランスを生み出すための不可欠な条件となります。

2026 年、私たちはその年を象徴するオブジェとして「tumi-isi(積み石)」を選びました。A4 Design Office とのコラボレーションにより、Ampersand の価値観を表現する特別な仕様にカスタマイズされ、それぞれのブランドを独自のカラーで表現しています。単なる積み木セットではなく、来るべき一年に向けた穏やかなメッセージが込められています。
積み直し、積み重ねることで、無理なく集中力が高まっていきます。そして再びバランスが整うとき、内なる静寂が戻り、自分自身の内面と外の世界との間で静かに響き合います。


